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第30回記念温海さくらマラソン
- 2015-4-28[火曜日] コメント(4)
前日の午後、家を出て、川崎町経由で山形道に乗った。鶴岡までずっと自動道利用。途中112号に一度出るのだが、周囲の山はまだ残雪に覆われていた。これでも雪は例年より少ないのかもしれない。下界は桜が咲いているが、この辺の季節はまだ冬。トンネルだらけの道路。一般道の112号にも結構あるがこれほどではない。景色を見るなら、一般道を行くべきだと改めて思った。
庄内平野は昨年の夏以来。あの時は、ムッシュKと湯殿山から羽黒山へと参拝して回った。出羽三山のうち月山にだけまだ参拝してないから、ムッシュは今年登りたいと言う。リフトを利用した比較的楽なコースを行くか、最もハードなコースを行くか、決めていない。
鶴岡interchangeを降りるとすぐホテルがある。4時過ぎcheck in。料金を払おうとしたら、支払は済んでいますと言われ、そうか申し込みの時点で精算をしていてその分割引があったのだと思い出した。もう何か月も前なので忘れてしまった。
二匹目の泥鰌を狙って、外へ出て居酒屋を探すことにしたが、iPhoneに聞いてみると近くにはないらしい。スーパーや車のディラーは集まっているエリアだが、飲み屋は来ていない。スーパーで明日の食料を買ったあと、ホテルへ戻り中の食堂で飲むことにした。一階にある大浴場に入ってから、食堂へ。二組の先客あり、家族連れのよう。そのそばに座ろうと思ったら、Waitressにずっと奥の方へ案内された。TVのすぐ前。一人だからTVでも見ながら飲んでくれということなのかと推測。Beer、モツ煮込み、フライドポテトをまず注文。間もなく別の客が隣のテーブルに座った。年配のおじさん二人。どう見ても一緒に飲める展開ではない。Waitressの思惑通りTVを見ながら飲むことになった。番組はかつてそれなりに名の知れたスポーツ選手が一般教養問題に答えて、視聴者はその珍解答を笑うというもの。よくあるお笑いパターンのひとつだなと思いながら、不覚にも何回か笑ってしまった。日本酒、イカの塩辛、豚肉の串焼きを追加注文。日本酒が徳利に二合くらい入っていて、少し酔っぱらった。飲み過ぎ。前回の古河はなももで途中何度もトイレに行ったのは前の晩日本酒を飲み過ぎたからではないかと、メンバーから指摘されたのを思い出した。確かにそうかも知れないと反省したのだった。
ここで報告するような面白い出来事は発生せず、静かな一夜と相成り候。なお、Waitressというのはご年配の庄内美人であったが、懐かしい庄内弁を聞くことはできず終始標準語でやり取りをした。9時前に部屋へ引き上げ、10時半には就寝したと思う。一度目が覚めたが、また眠れたのでよく眠れたほうだと思う。
翌朝、6時半から朝食と言われていて、その時刻に昨夜と同じ食堂へ行ってみると混んでいてなかなか前に進まない。時間をずらそうと列から外れてロビーへ出た。新聞を読みながらコーヒーを一杯。15分ほどすると食べ終わった学生たちが食堂から出て来た。同じジャージを来た高校生たちが団体で宿泊していたのだ。背中に高校の名前とjudoという文字が見えたので、柔道の大会があるのだろうと思った。7時少し前に再び食堂へ入ると、スムーズにVikingできた。米どころ庄内のはずだが、取り立ててご飯がおいしいという訳ではなかった。おかずもこの土地ならではというものは見当たらず、他のビジネスホテルでもよく出される一般的なもの。期待してはいけないのかもと思った。
7時半過ぎ、ホテルを出た。国道7号線を2~3km南下してから「日本海東北道」に乗った。標識看板に「日東道」とあり、聞き慣れないせいか、違和感があった。まだ無料で通行できる。終点まで行って一般道に降りてから、戻るように北上して会場の温海温泉街へ。8時少し過ぎに指定の駐車場に到着。前回と同じ農協の駐車場。受付まで歩いて5分ほど。ゼッケンと参加賞を受け取ってから車へ戻り、Tシャツと短パンに着替えた。スタートまで1時間くらいあったので、温泉街の方まで行ってみることにした。街の中を流れる川沿いに桜並木があり、丁度満開。iPhoneで写真を撮る。撮る度に電源が落ちる。少し時間をおいて再度電源を入れてからまた撮る。また電源が落ちる、の繰り返し。それでも何とか4枚撮影。やはり、この器械はもうダメ。
まだ時間があったので、会場の出店を覗いて回った。日本海で獲れた魚の干物を出しているおばさんがいて、おいしそうだったがウエストポーチに入れていたのは小銭で300円だけだったため、買えず残念。それから、これを痛くなりそうな部分に貼ると効果ありますよと言われ、10年玉くらいの大きさの丸い絆創膏のようなものを渡されたので右膝の外側に二枚貼ってみた。効果があったか否か不明だが、走行中も走行後も痛みは発生しなかったのは確か。
9時半スタートに合わせてカウントダウンを皆でやりましょうと女性アナウンサーが言っていたにも係わらず、大会会長の話がスタート直前まで続いたため、結局カウントせずにスタートすることとなった。なかなかローカルでよろしい。一度温泉街を往復してから急な登りとなる峠へ。三回目ともなるともう驚かない。登り切ってみると、あれ?こんなものだったかなと思ったほど。車両の通行規制がされていないコースなので、たまに車が脇を走って行くのだが、ほとんど大会関係車両。自転車に乗って並走するボランティアが数名いた。緊急時の連絡係か。父親、娘、母親という感じの3台が縦に並んでしばらく横を走っていたのだが、あれもボランティアだったのか。距離表示は1kmではなく5kmごと。最初の5kmを29分、次の5kmは27分30秒。この調子だと昨年と同じで3時間近く掛かって、12時半ころゴールだろうと予測。
しばらく平坦なコースを行った後、また登り。これも長い。峠を越えると下の方に集落が見えて来た。確かあそこに旨そうな蕎麦屋があったのだと思い出す。その店の手前に給水所があり、ここに温泉旅館で出されるような一口饅頭が並べられていた。スタート前、アナウンサーが「今回、特別な炭水化物が提供されます」と云っていたのはこれだったのかと手に取り、食べようとしたが、包み紙がなかなか剥けない。手間取った分スピードが落ちた。やっと食べることが出来たと思ったら、今度は眼鏡のレンズに虫が付いて視界不良に。沿道の人たちが「蜂だ蜂だ」と言っているので、えっ蜂かと思い払い除けようとするが上手くいかない。眼鏡を外してよく見ると、蜂ではなく二つ星のテントウムシだった。またも手間取ってスピードダウン。元のペースに戻った時には、さっき抜いて来たランナーたちが大分前にいた。一気に追い付こうとせずに少しずつ接近することにした。
記憶では最後にもう一つ峠があるはずだと思っていたので、その前にエネルギーを節約しようとペースを抑えた。これから峠だぞと覚悟しながら、下り勾配のコースを進んだ。そしてトンネルが見えて来た。トンネル?最後の峠の前にあったか?と記憶を辿りながら一つ目を通過。そしてすぐまたトンネル。これが一番長く、体が冷えるほど。この辺りで、気づいた。もうこの先に峠はないと。つまり、あとはゴールまでただ下るだけだと。しかしもうすでにペースアップして坂を下りるエネルギーはほとんど残っておらず、平坦よりやや早い程度。コースの脇には残りの距離数を表示する看板。今度は5kmではなく1kmごと。やっぱり、あと残り3kmあたりが一番きつかった。残り1km付近は温泉街で、沿道の人が声をかけてくれる。こっちにはそれに応えて手を振る余裕などなく、激しく呼吸をしながら力を絞り出そうともがいた。一応身体が動いたので、良しとしよう。2時間40分。昨年より20分短縮。確か昨年は風邪が治りきっておらず、咳や鼻水が止まらない状態だったので、今回の記録は当然かもしれない。
ゴール後、5センチくらいの大きさのエビが大量に入ったみそ汁を貰う。中学生がよそってくれたのだが、エビの量が多過ぎる感じ。それでも折角だからと全部飲み干した。車に戻り、前の晩スーパーで買ったサンドイッチやバナナを食べてから帰路に就いた。
PAに寄ってみたが、お土産にしたいものなく、ペットボトル飲料だけを購入。楽天の中継が東根あたりから入ってきた。家には4時ころ到着。これといったトピックスのない大会参加となった。そうそう面白い事件が起きるわけはなく、もし期待して読んで下さった方には申し訳なく思う次第です。感謝。
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期待して !期待して?
最後まで読ませて頂きました、走った後のエビ入り味噌汁が美味そ〜〜。
お疲れさまでした。
さすが作家は、総てをドラマチックに表現してますね。昨年の最後の峠は今年はトンネル?
走れissy 完読しました