かまいし仙人峠マラソン

• 2014-10-29[水曜日] コメント(3)

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  フル ページ写真２５日（土曜日、大会前日）午前１０時過ぎ、Mr.fujiの会社前を出発。highwayを北上し花巻ICで降りて東へ。会社のＫさんに教えられた早池峰ワインを求めて早池峰山の麓へ向かった。ワイン工場の駐車場に車が一台もなく少し不安になったが自由に見学してよいと看板が出ていたので、自由に中へ。二階から一階の工場内部を見下ろすという形。土曜日で休みなのか、中には誰もおらず。隣にある売店へ移動して赤白各一本ずつ購入。Ｋさんが「白ワインの五月長根は店に出すと直ぐ売り切れるのでもうないかもしれない」と言っていたが、さにあらず、たくさん箱積みされていた。

  Ｋさんがかつて長期滞在して働いていたという早池峰ダムへ向かった。少しピークを過ぎたがまだ十分きれいな紅葉を見ながら。ダムの湖畔にある道の駅には車が２～３台しかなく少し不安になったが、建物の中に入ってみた。果たして中にお客の姿は数人だけ。見るべきものもなさそうなので、何も買わずにすぐに外へ。道路の反対側にある食堂で昼食。１時頃だったがここも２～３組のお客だけで、ご年配のウエイトレスの方が二人、手持無沙汰という感じ。

  遠野市内を抜けて、釜石市へ向かった。市街地を過ぎたあたりに、「風呂家」という標柱が道端にたっていて、ここから入ったところにきっと入浴できる施設があるだろうから帰りに立ち寄りましょうとMr.fujiと話して通り過ぎた。

  峠を登っていくといよいよ「仙人トンネル」。Mr.fujiの言うとおり大型車がやっとすれ違えるくらいの狭さで、しかも結構長い。抜けたところが折り返し地点。九十九折の道を下って行くと途中に大会会場があったけれど、受付は当日だけと書いてあるので立ち寄らずに更に下って街の中へ。予約していたホテルは釜石駅を過ぎたところにあり、周りに数棟ホテルが建っていて駅前よりも繁華な感じがした。会社のＦさんに勧められた駅の近くにある「中村屋」という食堂へ。ホテルから歩いて２０分ほどで着いたものの、６時で営業終了と出ていて時計を見るとあと１０分しかなく、入らず仕舞。海鮮丼がおいしいという話であった。途中にあった居酒屋を覗くと予約で一杯ですと断られた。道を歩いている人はあまり見かけないが、飲み屋は混んでいる。マラソンの参加者かと思った次第。ホテルのすぐ後ろに小さな赤提灯があったので、入ってみた。カウンターだけの店でオヤジが一人でやってる様子。我々が口開けだった。すぐ後から、工事現場の職人風の男性と日本語があまり上手くない女性が入ってきた。所謂同伴である。更に、女性ふたりが入場。こちらは話の内容からすると仙台から来たらしいが、大会参加者ではなさそう。同伴の二人が勘定を済ませて店を出るとき、女性の方がオヤジにここへ車を置いて行っていいかと聞く。オヤジが断ったにも関わらず、そのまま置いて行ってしまった。この時だけ、彼女は日本語を理解できなかったということか。我々が店を出ようとするとき、また３人連れの女性が入ってきて、久しぶりだねなどと話していた。妙に人気のある飲み屋なのかもしれない。

  翌朝、７時に朝食用食堂へ行くと７～８人の列ができていた。バイキング形式で、供給が間に合わず品切れになったおかずが出てくるのを待って並んでいるようだった。３０分ほどすると行列は解消していて、時間を少しずらせばよかったと思った次第。８時過ぎチェックアウトして会場へ。第６駐車場へ駐車。１０分ほど歩いて会場へ行き、記念品やゼッケンを受け取る。快晴。まだ十分楽しめる紅葉を撮影したりしてスタート時刻を待った。参加者が９００名余りということでこじんまりとしているが、団体で参加している会社がいくつかあり、どうも復興支援が名目らしい。外資の証券会社も出ていて外国人の姿もあった。Mr.fujiと話をしている間に出発の合図があり、なんとなくスタート。まず、５ｋｍほど下り。折り返して登り始めるころ、Mr.fujiの姿を見失った。ひたすら登り、ただただ登り、見上げるとまだまだ上に道がある。昨日のあのトンネルまで行けば下れるのだと自分に言い聞かせて登った。上で折り返してから３ｋｍほど下ってゴールとなるのだが、その最後の急勾配の坂が路面状況が悪く危なかった。

  １時間３３分ほどで９９位。Mr.fujiは左足に故障を抱えながらも見事完走。鮭のそぼろが入ったお握りを二個食べ、５００円のお買物券でラスクを買ってから会場を後にした。また仙人トンネルを抜けて遠野市へ。あの「風呂家」を目指した。幹線道から標柱のところを右に入る。が、普通の民家しかない。そのうちの一軒の前に看板が出ていた。ここだ！と思って行ってみると、「風呂家」の由来が書いてあった。平安時代の末期、義経がこの家で風呂をつかったとのこと。それ以来、苗字にしているとのこと。ははー、畏れ入りましたー。その後、ナビで近くに日帰り入浴のできるところを見つけて、無事汗を流すことができたのであった。めでたし、めでたし。

   

• 投稿者：issy